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私が初めてTOEICを受験したときのリスニングパートのスコアは300以下、そこからこれまでで最高のスコアである460(新形式移行後)まで伸ばすために使った問題集と参考書は正直言ってそこまで多くありません。
世の中には数え切れないほどのTOEICの問題集があり、どれを買えば良いのかわからない人も多いのではないでしょうか。ここで紹介する問題集と参考書は買って間違いないと自信を持って言えるものなので是非参考にしてもらえたら嬉しいです。
※高校レベルの文法知識を持っていることが前提となっています。
目次
リスニング460点を取るまでに使った問題集・参考書
TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ
リスニングで重要なのはやはり語彙力です。単語がわからなければ英文を聞き取り、意味を理解することはできません。まずは単語から始めましょう。
私がTOEICの単語帳で使ったのはこれだけです。リスニングはもちろんリーディングに出てくる単語のほとんどを網羅していると言っても過言ではありません。金のフレーズだけで確実にリスニングで400点以上を取ることができます。
金のフレーズを使うにあたって重要なのは音声を聞きながら単語を覚えることです。音声を使わずに単語を覚えてもリスニングへの恩恵は微々たるものです。正確な発音を知り、音だけで意味がスッと出てくるようにならなければなりません。そして音声を聞きながら音読するのも非常に大事です。実際に口にだしてみることで発音は身につきます。私は数ヶ月間ほぼ毎日、音声を聞きながら単語と例文を音読して、単語を覚えました。
TOEIC(R) L & R テスト 究極のゼミ Part 3 & 4
TOEIC(R) L & R テスト 究極のゼミ Part 3 & 4
タイトルにある通り、Part3と4の問題集です。Part3と4は長文聞き取り問題で苦手とする人が多いパートです。まずはこの本でPart3と4の問題パターンと解き方を学ぶのがおすすめです。かなり親切な解説があるので、TOEICを初めて受験するという人でもとっつきやすい仕様となっています。この1冊だけでPart3、4の解き方が身につくので最初に1冊としてみましょう。
TOEICテスト 新公式問題集
TOEICテストを作成しているETSが発行しているTOEICの公式問題集です。Vol.6は新形式移行前の問題集のため、新形式の問題はありません。新形式問題対応編の方はその名の通り新形式に対応しており、本番と変わらない難易度となっています。TOEICを受験する前に必ずやっておきたい問題集です。
実は公式問題集のリスニングのナレーターはTOEIC本番のナレーターと一緒です。つまり公式問題集でナレーターの声に慣れておけば、本番で有利となります。聞き取りにくい声質の人がいれば何回も聴き慣れておきましょう。※TOEICにはナレーターが複数登場します。
私はこの2つに加え、TOEICテスト公式問題集<Vol.3>もやりましたが、これは古い問題集のため今ならやる必要はありません。
※私が初めてTOEICを受けた時おすすめされていた問題集がVol.3でした。
TOEIC(R)テスト 究極の模試600問
公式問題集を除いたら最も質の高い完成された問題集の1つです。600問(TOEICテスト3回分)収録されている上、公式問題集よりも安いというかなりコスパのいい問題集です。問題のクオリティが非常にTOEIC本番と近いものとなっており、難易度も本番と同等もしくはそれ以上で、買って損はありません。解説もかなり丁寧でなぜ答えがそうなるのか詳しく書かれています。
TOEIC(R)テスト 非公式問題集 至高の400問
【新形式問題対応/CD-ROM付】 TOEIC(R)テスト 非公式問題集 至高の400問
究極の模試と同じヒロ前田さんが書いている新形式対応の問題集です。新形式が始まったばかりに出た問題集なため、正直言って問題のクオリティは新形式対応の公式問題集にはかないません。ただ、問題をたくさんこなせるのと解説が相変わらず親切なのでそこに価値があります。上記の問題集をすべて終えて、まだ物足りないという方は手を出しみてはいかがでしょうか。
問題集の使い方
良い問題集を買っても使い方を間違えれば効果は半減です。ここではリスニングパートの問題集の使い方について簡単に説明していきます。
よくありがちなのは問題集を1回解いたらもう次の問題集に移ってしまうパターンです。せっかく高いお金を払っているのに1回だけで済ませてしまったら非常にもったいないです。問題を解き終えたら解説をしっかり読みなぜ間違えたのかを考え、英文を完璧に聴き取れるようになるまで何回も繰り返し聴きましょう。問題集付属の音声は一生使ってやるくらいの気持ちが大事です。
問題集の解答部分には必ずリスニングのスクリプトがついているのでそれをしっかり読みこみ、同時に音声を繰り返し聴きます。何を言っているのかある程度わかってきたら今度は音声並の速さで音読してみましょう。おそらく上手く音読できないはずです。何回も音読をし、スムーズに読めるようになってきたら、今度はスクリプトを見ずに、音声の後を追って音読します(シャドーイング)。非常に難しいですがこれが完璧にできるようになれば一気にリスニング力は上がります。
上記の問題集を全て買えば、音声を膨大に手に入れることができます。毎日その音声を聴き、耳を英語に慣らしておくことが大事です。何回も聴いて、何回も音読すればその英文を自分のものにすることができます。日をおいてその英文を聴いたとしても完璧に聴き取れるくらい音声を聴きましょう。