TOEICには受験英語には出てこない単語が数多く出てきます。特にビジネス関連の語句が多いため、そちらの対策をしていないと高スコアを出すことができません。
TOEICの単語勉強をしようと思っている方で、どの単語帳を買うべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そんな方に自信を持ってオススメしたいのが「TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ」です。
※2017年1月に大改訂がなされ新形式に対応しました。
TOEIC受験者の間では「金フレ」と呼ばれており、売上数はTOEIC用単語帳の中でもトップクラスです。目標スコアが600点の人から900点の人まで、この1冊を買っておけば間違いありません。
ここでは「金フレ」の特徴とおすすめの点、そして使い方について主に書いていくので、どの単語帳を買えばいいのか悩んでいる人は是非参考にしてみてください!
目次
「金フレ」の特徴&ここがおすすめ!
TOEICオタクがつくった単語帳
この単語帳の著者はTEX加藤という人で、TOEICオタクです。
しかもただのオタクではなく、毎回990点(満点)を取っちゃうようなオタクです。神田外語学院でTOEIC講師もしています。
そんなTOEICオタクが毎回TOEICを受け、単語・熟語を徹底的に分析し作ったのが「金フレ」なのです。
本番で目にした単語が詰まってる
TEX加藤さんのすごいところは毎回TOEICを受験し、受験中、目についた単語や熟語を記憶し終わった後にノートにまとめTEXファイルなるものを作っていることです。
その「TEXファイル」から厳選した、本番で目にした単語を優先的に盛り込んでいます。さらにそれに加え「TOEIC新公式問題集」「信頼できる著者による市販の単語帳」「ビジネス英単語集・英字新聞」のデータからTOEIC重要単語を加え、1000語に絞りこみました。
600点レベル:400語
730点レベル:300語
860点レベル:200語
990点レベル:100語
このようにスコア別に単語が分かれているのもうれしいです。
「この1000語の中にTOEICに出ない単語は1語もない」とTEX加藤さんは言っており、実際びっくりするほど出てきます。スコアが低い人がこの1冊を完璧に覚えるだけで、相当スコアは伸びるはずです。
新書サイズで持ち運びが楽!
内容以外で地味に嬉しいのが新書サイズだということです。
分厚い単語帳だと持ち運ぶのが嫌になってしまいますが、「金フレ」は新書サイズで非常に軽いため、とても持ち運びやすく読みやすいのが特徴です。
電車など自宅外で勉強する人やすきま時間に少し勉強したい人に最適です。
例文は7語以内で構成
「金フレ」は単語単体で覚えるというよりも例文の中で単語を覚えていくスタイルになっています。
例えば、「possibility」という単語であれば、「possibility of success(成功の可能性)」という例文が載っています。
「金フレ」の例文はすべて7語以内で構成されており、長ったらしい例文は1つもありません。例文ごと覚えてしまえます。
また、例文は日本語→英語の順番で書かれています。英語の例文は穴埋め問題形式にもなっています。
成功の可能性
p of success
このような形で載っています。これは左ページに載っており、右ページには「possibility」の意味と解説が載っています。
なので読む際は右のページを隠しながら、日本語を見て、空所に入る単語を考えます。
解説が面白い
単語それぞれにTEX加藤さんによる解説がついているのですが、面白い解説がいくつかあります。
例えば、documentという単語なら「TOEICの世界では、しばしば書類を紛失したり、提出期限を忘れたりする社員が登場するが、決して上司に叱責されることはない」という解説が載っています。
解説を読むことで「TOEICでありがちなこと」を知ることができ、リスニングやリーディングの問題の展開がある程度予測できてしまうこともあります。
音声は公式サイトから無料でダウンロード可能
もちろん単語・例文の音声もあります。CDではなくインターネットからダウンロードする形になっています。
個人的にはいちいちCDをパソコンに取り込み、取り込んだデータを音楽プレイヤーに移すよりは、ネットからダウンロードし、音楽プレイヤーに移したほうが楽なのでうれしいです。
こちらよりダウンロードができます。
「金フレ」の使い方
日本語を見て瞬間英作文
金フレでは例文が日本語→英語の順番で書かれています。最初に日本語を見たら、それをすばやく英語に訳しましょう。これを瞬間英作文と言います。
瞬間英作文をすることで、単語の記憶はもちろん瞬時に文章を作る能力が伸びます。これはTOEIC以外でも役に立つ能力になります。
音声を聞きながらシャドーイング・瞬間英作文
「金フレ」をやるときに絶対に欠かせないのが「音読」です。正確な発音を知らずに意味だけを覚えていてもリスニングでは役立ちません。必ず発音と意味はセットで覚えなければなりません。
「金フレ」の音声は、「見出し語」を最初に読み、「日本語の例文」→「英語の例文」→「英語の例文」の順番で流れます。
まず見出し語が読み上げられたらその後に続き音読をします。その後日本語の例文が読み上げられます。そしたら英語が読み上げられるよりも速く自分で英文を考え、音読してみましょう。最後に英語の例文が読み上げられるのでその例文をシャドーイング(音声を追いかけるように音読すること)します。
「1回音声を聞いたからもう聞かなくていいや」と考える人がいるかもしれませんが、1回聞いただけでは正確な発音は身につきません。自分が完璧に発音できるようになるまで何回も上記の作業を繰り返しましょう。
こうすることで、単語の発音と意味を効率的に覚えることができ、日→英のアウトプット力の強化にも繋がります。
Amazonで立ち読み可能!
ショッピングサイトのAmazonで「金フレ」の中身を少し見ることができます。気になった方は是非立ち読みをしてみてください!