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TOEIC Part5・6対策

TOEIC新形式で追加されたPart6「文選択問題」の解き方・コツ!

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TOEICが新形式に移行し、パートごとに新しいタイプの問題が追加されました。

Part6では問題数が12問から16問に増えましたが、文書自体は4つと変わっていません。変わった点としては、今までは1つの文書に対して設問が3問でしたが、新形式から1つの文書に対して4問出題されるようになったことです。その追加された1問が「文選択問題」です。

「文選択問題」とは文書中の空欄に入る最も適切な一文を選択する設問であり、他の問題と比べると、読解力が問われます。そのため、問題に慣れていないと解くのに時間がかかったり、間違える可能性も高くなります。高得点を狙うのであれば、パート6は10分以内に解かなければなりません。文選択問題で手間取ってしまうと10分で終わらない可能性も出てきます。なので、できるだけ速くそして正確に解くことが重要です。

ここでは、Part6の「文選択問題」の解き方やコツなどについて簡単に解説していきます。

文選択問題の解き方・コツ

問題を解くタイミング

文選択問題は1文書につき1題出題されますが、何問目に出てくるかはわかりません。1問目に出てくることもあれば4問目に出てくることもあります。

基本的には文選択問題が出てきた場合は、文選択問題が含まれる段落を最後まで読み切ったタイミングで解きましょう。1問目であれば、1段落目に空欄がある可能性が高いので、1段落目を読みきった段階で問題を解きます。4問目でれば、最後の段落が問題の該当箇所であることが多いので最後の段落まで読み切ったところで解答をしましょう。

段落を読んでいる途中で他の問題の空欄にぶつかることがあります。そういうときは他の問題を優先します。段落にある問題を解き、最後まで段落を読んでから文選択問題を解くという流れになります。そのため、文選択問題は最後に解くことが多くなります。

もし、該当する段落を読んでも答えがわからなかったら、文書を最後まで読んでからもう一度解いてみましょう

消去法で解いていく

基本的な解き方は消去法です。誤っていると思われる文を排除していき、残った最も入りそうな選択肢を選びます。

もし消去法をしていっても選択肢を1つに絞りきれない場合は以下のことを確認しましょう。

代名詞が何を指しているのか確認

選択肢の文に代名詞が含まれていれば、その代名詞が何を指しているのか確認しましょう。

代名詞は空欄の前の文章に出てくる人物や物・事柄を指します。代名詞が何を指していて、文脈的に適切に使われているのかどうかを確認します。文脈の流れに合った使い方をされていれば、正解の可能性は高いですが、文脈を無視した使われ方であれば不正解です。また、代名詞が突飛なもので、空欄の前に指し示すものがないという場合は確実にその選択肢は不正解です。

代名詞の中でもThisやThat、Theseなどはヒントになる可能性が高いので、これの単語がきたら注意深くチェックしましょう。

副詞・接続副詞の使われ方を確認

注目すべき点の2つ目は副詞と接続副詞です。選択肢の中に副詞と接続副詞があれば、それらが文脈に合った適切な使われ方をしているか確認します。

例えば、There you can buy a ticket.(そこでチケットを買うことができます)という文があったとき、この文の前にはどのようなことが書かれているでしょうか?間違いなく何か場所関係のことが書かれているはずです。そうでなければ文章が繋がらないからです。

この文章では、Thereという副詞が前の文章との繋がりを作り出しています。つまり文選択問題でもこのような前後との関わりを示す副詞をチェックすることで正解なのかどうか判断することができるのです。

では、alsoが文に含まれていたらどうでしょうか?alsoの場合は前に類似情報があるはずです。類似情報がなれければalsoを使うことは文脈的におかしいため、その選択肢は不正解となります。

副詞の他にチェックしなければいけないのが接続副詞です。接続副詞はThereforeやHoweverなど文と文を繋ぐ役割を果たす品詞です。

因果関係を表す接続副詞
Therefore(従って) / Accordingly(それに応じて) / Consequently(その結果) / など

逆接関係を表す接続副詞
However(しかし) / Nevertheless(それにもかかわらず) / Nonetheless(それにもかかわらず) など

これらの接続副詞はTOEICでは頻出なので絶対に覚えておきましょう。そして文選択問題でこれの副詞が出た場合は前の文章の流れと合致しているか確認しましょう

接続副詞が文脈に合わない使われ方をしていたら、その選択肢は間違いです。

 

目標スコアが700点以下であれば捨てても良い

TOEICの目標スコアが700点以下であれば、無理して文選択問題を解く必要はありません。

文選択問題に苦戦し時間をたくさんかけてしまうくらいなら、適当にマークしてPart7に時間を割り当てたほうがいいです。

読みやすく、ストーリーがほぼ理解できる文書であれば、解いたほうがいいですが、全体のストーリーがいまいち把握できていない場合は諦めて適当にマークするのが吉です。







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