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TOEIC Part5・6対策

TOEIC新形式 Part5対策!時間をかけずに正確に問題を解くコツ・テクニック!

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TOEIC Part5は短文穴埋め問題となっており、文法知識と語彙知識を主に問われるパートです。

Part5で重要なのは「速く、正確に解くこと」です。1問20秒以内に解くのを目安として、全30問を10分以内に解くのが理想の時間配分です。Part5で時間をかけすぎてしまうとPart7に当てる時間が少なくなってしまい、最後まで解き終えることができません。

TOEICのリーディングセクションはpart5をどれだけ速く正確に解けるかにかかっていると言っても過言ではありません。

この記事ではPart5をできるだけ速く、正確に解くコツやテクニックについて解説していきたいと思います。

Part5を速く正確に解くコツやテクニック

Part5はちょっとしたコツやテクニックなどで解答時間を短縮させることができます。それらをここでは紹介していきます。

初めに選択肢に目を通す

まず最初にすることは選択肢に目を通すことです。問題文を最初に読んでしまいがちですが、選択肢を最初に見ておくことで、その問題が何を問うているのかわかります。

選択肢のパターンは大きく分けて4パターンあります。

①それぞれ単語の意味が異なる
②意味が似ている単語が並んでいる
③それぞれの単語の品詞・形が異なる
④同じ品詞が並んでいる

それぞれのパターンの例を見てみます

①、④の例(TOEICサンプル問題より引用)

All clothing sold in Develyn’s Boutique is made from natural materials and contains no ______ dyes.
(A) immediate
(B) synthetic
(C) reasonable
(D) assumed

選択肢を見ると、どれも意味が異なっているように見えます。つまり「それぞれ単語の意味が異なる」パターンということになります。

またA〜Dは全て形容詞です。「同じ品詞が並んでいる」パターンでもあります。

この問題パターンの場合、意味をしっかりと理解できているかが問われているため、問題文をしっかりと読んで、文脈に合う単語を選ばなければなりません。

この問題では、Develyn’s Boutiqueという所で売られているすべての服は自然素材でできており、◯◯染料を含まないという意味になっています。◯◯に入る適切な語はsynthetic「合成の」になります。syntheticという単語は少し難しいですが、それ以外の3つの単語の意味がわかっていれば、文脈にそぐわないということがわかるため、syntheticが知らない単語であったとしても正解に辿り着けます。

 

②、③の例(TOEICサンプル問題より引用)

Customer reviews indicate that many modern mobile devices are often unnecessarily ______.
(A) complication
(B) complicates
(C) complicate
(D) complicated

選択肢をみると、似た単語が並んでいますが、形が微妙に違うことに気がつきます。これは上から、「名詞」「動詞」「動詞」「形容詞」です。BとCに関しては同じ動詞ですが3単現のsがBにはついているため、形が異なっているということになります。つまりこれは「それぞれの単語の品詞・形が異なる」パターンの問題です。

更にこれらの単語の意味は、上から「複雑化」「〜を複雑にする」「〜を複雑にする」「複雑な」となります。つまり「意味が似ている単語が並んでいる」パターンでもあります。

この②と③のパターンの問題は、問題文を全て精読しなくても解ける問題です。品詞の使い方や動詞の態を理解しているかが問われています。

このパターンの場合は空欄の前後に注目しましょう、この問題だと後ろはないので前に注目します。そうすると、 mobile devices are oftenという部分が見えます。mobile devicesという主語とareというbe動詞で文が構成されていることに気がつくと思います。

be動詞の後に入る可能性の高い品詞は形容詞もしくは動詞の進行形や過去分詞などです。選択肢を見ると動詞はありますが原形、現在形であり、be動詞の後には入りません。そうなるとDの形容詞「complicated(複雑な)」が正解だということがわかります。

このように②と③のパターンの問題は問題文全てを読まなくても前後の文脈で解けてしまいます。ただ、全文を読むのにこしたことはないので、確実に正解だと思う問題以外は全文をできるだけチェックすることを推奨します。

※unnecesarilyは「不必要に」という意味の副詞で答えとなる「complicated」を修飾しています。問題文の意味は「顧客の評価は、現代の携帯機器の多くがしばしば不必要に複雑であることを示しています」となります。

 

このように先に選択肢を読むことで、その問題パターンを知ることができ、パターンによっては前後の文脈だけで問題が解けます。絶対的な自信がないときは前後の文脈をチェックした後に全文を確認しましょう。

 

問題を捨てることも重要

Part5は文脈や選択肢をしっかり見て、文法・単語知識を総動員させれば少しくらいわからない単語があっても正解に辿り着ける問題が多いです。しかし、中にはいくら考えてもわからないという問題も存在します。

例えば、選択肢にある単語が全て見たことない単語の場合(品詞の区別もつかない)、いくら悩んでも正解に辿り着くことはできません。そういった問題に出会ってしまったときは悩むのではなく、諦めて勘でマークしましょう。

そういった問題の場合、時間をかけて考えて正解する確率は勘でマークして正解する確率とほとんど変わりません。であれば、時間をロスしない勘でマークした方がいいに決まっています。勘に頼りたくないという気持ちもあるとは思いますが、全体で見たら、勘に頼ったほうが後にプラスとなるのです。

問題を解いている途中で、「これはいくら考えてもわからない問題だ」と感じたらその問題は捨てましょう。

 

問題を解くことでコツ・テクニックを身につけよう

選択肢に目を通して問題パターンを把握、前後の文脈をチェック、もしくは全文をチェックし正解を導く、文字にしてしまえば簡単なことのように思えますが、実際は簡単ではありません。しかもこれを素早く行わなければなりません。

こういったコツやテクニックは知っただけでは身につきません。実際に問題を解いていくことで身についていきます。とにかく問題をたくさん解くことが大事です。様々な問題を解き経験を積むことで、知識も増え、解答スピードも増します。

おすすめの問題集に関してはこちらの記事で紹介しているので是非参考にしてみてください!
Part5・6を速く正確に解くためにやっておきたい問題集・参考書







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