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TOEICリーディングセクションの難易度は高く、リスニングよりも点数を伸ばしにくいとよく言われます。原因の1つとして文章量が多く、時間が足りないということが挙げられます。短期間で英文を読むスピードを劇的にあげることはできません。そのため、どうしてもリスニングよりも点数を伸ばすのに時間がかかってしまうのです。
時間が限られていなければ、ほとんどの人が今よりも高い点数を出すことができるでしょう。つまり、じっくり読めば正解までたどり着けるということです。TOEICは問題自体の難易度はそこまで高くありません。難しいのは時間内に正確に解き終わることです。
リーディングセクションの制限時間は75分です。75分で正確に速く解き終えるためには「読解力」と「速読力」を伸ばさなければなりません。
ここでは私が300点から400点まで伸ばすのに役に立った問題集と参考書を紹介していきます。
目次
まずは語彙力を高めよう
意味のわからない単語がでてきてしまうとそこでつっかかってしまい、時間をロスします。また知らない単語が文章の中にたくさん出てくると、文章全体の意味も取りづらくなり、選択肢を誤る可能性も高くなります。
正直言って、文法をある程度理解している人であればTOEICの語彙を増やすだけで、点数はそこそこ伸びます。なので、まずは語彙力を伸ばすことから始めましょう。
単語帳は必ずTOEIC用の単語帳を買うようにしましょう。TOEIC以外の単語帳だとTOEICには出てこない単語まで覚えさせられるため、非効率です。
「金のフレーズ」1冊でリーディング400点以上は狙える
おすすめしたい単語帳は「出る単特急 金のフレーズ」です。私が使った単語帳はこれだけですが、リーディングセクションで400点を超えることができました。
「金のフレーズ」を1冊完璧にやりこめば他の単語帳を買う必要はありません。
「金のフレーズ」で覚えた単語がびっくりするほどTOEIC本番で出てきます。また複数意味がある単語でも、TOEICによく出る意味の方を載せてあるのも嬉しいです。
この金フレーズと後述する「単語特急」の組み合わせで語彙に関しては充分です。
Part5&6対策のために使った問題集
文法知識と語彙力が試されるのがPart5と6です。ここでもたついてしまうとPart7が解き終わらなくなってしまうため、スピードも求められます。
文法知識と語彙力を増やしながら、速く解く練習ができるおすすめの問題集を紹介します。
文法特急で頻出の文法問題をカバー
この2冊は特急シリーズと呼ばれており、新書サイズとなっております。そのため持ち運びやすく、手軽に勉強をすることができます。TOEIC頻出の文法問題がカバーでき、具体的な解き方についても丁寧に解説されているため非常におすすめです。
初めに文法特急1と下記の単語特急1を同時にやり、終わったら、文法特急2をやるのがおすすめです。
単語特急で語彙力を強化
こちらも文法特急と同じく特急シリーズの1つです。文法特急は文法知識を使って問題を解くスタイルですが、こちらは単語の知識を使って問題を解いていくスタイルです。
文法特急と同時進行でやり、更に「金のフレーズ」も一緒にやれば語彙力がより強化されます。個人的には「金のフレーズ」と「単語特急」を一緒にやることで効果が跳ね上がると思っています。
金のフレーズで見た単語が単語特急に出てきたり、単語特急で見た単語が金のフレーズで出てくるといったことが起きるため、単語の定着率が1冊だけをやるよりも高いです。
Part7対策のために使った問題集
Part7は読解問題となっており、リーディングセクションの中で最も問題数が多いです。英文がひたすら続くため、集中力と体力も必要となってきます。
また相当な速読力と読解力がないと時間内に終わりません。できるだけ多くの問題を事前に解き、英文を読むことに慣れておきましょう。
究極のゼミでPart7を知る
まず最初の1冊としておすすめなのが「TOEIC 究極のゼミ Part7」です。
この1冊でPart7がどういったものなのか理解でき、またPart7の解き方のコツもマスターできます。Part7が苦手という方は絶対にやっておくことをオススメします。
究極の模試でひたすら問題を解く
究極のゼミでPart7の解き方をマスターした後は、模試形式の問題集「TOEIC 究極の模試」をやりましょう。
この究極の模試はテストが3回分収録されいるにもかかわらず、値段がそこまで高くなく、解説が非常に丁寧です。問題の質もかなり本番と近いです。
この究極の模試を使って、たくさん問題を解くのがおすすめです。解説が丁寧なので、答え合わせをしっかりとやることで、より読解力が伸びます。
仕上げは公式問題集で!
最後の仕上げはTOEICの公式問題集です。これまで培ってきた能力をすべて公式問題集にぶつけ自分の実力を測りましょう。本番と同様に公式問題集を解いて出たスコアが今の自分の実力です。
解き終えたら、どこが苦手なのか、どこを伸ばせるのかを考え、対策をしましょう。これまでにやった問題集や単語帳をやり直したり、必要であれば追加で公式問題集を買うなどしましょう。
公式問題集はたくさん出ていますが、400点以上を狙うのであれば、新形式に対応したものがいいです。
こちらは新形式移行が発表されてから初めて出た公式問題集です。問題の難易度、質ともに本番と遜色ありません。
こちらは新形式移行後にTOEICテストの名称が「TOEIC Listening & Reading テスト」に変わってから初めて出た公式問題集です。そのため、問題集1となっています。こちらも新形式の問題を解けるため、おすすめです。
こちらは2017年2月17日に発売される最も新しい公式問題集です。上記2冊が終わってしまい、まだ解き足りないという方は購入をおすすめします。