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TOEIC Part1・2対策

TOEIC Part1のおすすめの勉強法と対策について

投稿日:2017年2月6日 更新日:

TOEIC Part1は高得点を狙うのであれば絶対に全問正解しておきたいパートであり、勢いをつけるパートでもあります。
Part1でつまづくと、切り替えができず、Part2,3,4でもミスをする可能性が高くなります。なので、このパートは確実に正解を取り行き、「行ける!」という気持ちを作ることが大事です。Part1で助走をつけ、Part2以降を一気に走り抜けましょう。そのためにPart1をどう攻略していくかこの記事では解説していきたいと思います。

Part1 写真描写問題について

TOEIC Part1は1枚の写真について短い説明文が1度だけ流れます。流れた4つの内から写真を最も適切に描写しているもを選ぶ問題です。
TOEICが新形式に移行してからPart1の問題数は6問となりました。(旧形式では10問)

 

Part1を解くために必要な能力

Part1では短い説明文4つを聴き取り、そこから写真の描写として適切なものを選ばなければなりません。つまりPart1では正確に英文を聴き取る力が必要となってきます。
正確に英文を聴き取るには次のことができなければなりません。
「単語の意味を理解」
「単語の聞き分け」
「音の連結・消失を聴き取る」
「文法の理解」

上から順に説明していきましょう。

単語の意味を理解

当たり前のこととなりますが、単語の意味を理解していなければ正解に辿り着くことはできません。Part1では出る単語がある程度決まっており、頻出の単語があります。まずはそこを押さえましょう。(おすすめの勉強法:「TOEIC 金のフレーズ」「TOEIC 公式問題集」を使って単語を覚える)

 

単語の聞き分け

次に、「単語の聞き分け」です。Listeningができない人によくありがちなのですが、単語の意味だけを覚えて発音を覚えていないという人が多いです。最悪なのは自分の発音で単語を覚えてることです(meterをメートルで覚えるなど)。

リスニングでは音だけで意味を理解しなければなりません。スペルと意味を覚えていても発音がわからなければ知っている単語でも意味がわからなくなります。Part1で全問正解するには正確な発音を身につけなければなりません。

またPart1では発音がかなり似ている単語を使ったいやらしい問題がよく出ます。例えばCurb(縁石)とCarve(曲線)など日本人には聞き分けが難しい単語も出るため、正確な発音を身につけさらに聞き分けることができるようにならないといけません。(おすすめの勉強法:「TOEIC 金のフレーズ」「TOEIC公式問題集」を使ってディクテーションとシャドーイング)

音の連結・消失を聴き取る

単語単体の聞き取りができればそれでOK!とはならないのがリスニングの嫌なところです。英語では文章になったとき単語の音と音が繋がって別の発音になったり、発音されるべき音が発音されないということがよく起こります

身近な例を出すと、How are you?は「ハーワーユー」と聞こえる思いますが、単語1つ1つの発音は「ハウ」「アー」「ユー」です。つまり単語1つのときと文章になったときとでは発音が違うということになります。

音が繋がったり、消失してしまう理由などは長くなるためここでは書きませんが、こういった音の現象を理解し、聴き取れるようにならなければなりません。そのためには繰り返し音の連結や消失が起きている文章を聞き、自分でも声に出して読んでみることが大切です。こればかりは場数と経験が物を言うのでとにかく英語を聞きまくり、読みまくりましょう。
※わかりやすいように発音をカタカナで書いていますが、カタカナで発音を覚えるのはオススメしません。

文法の理解

最後に文法の理解です。Part1では難しい文法はまず出ないため、基本的な文法が頭に入っていれば、問題なく解くことができます。進行形は絶対に頭に入れておきましょう。
頻出であり、気をつけて欲しいのがwearとput onの違いです。He is wearing a hat. とHe is putting on a hat.の意味の違いを知っているでしょうか?

wearingの方は帽子を被っている状態。putting onは帽子を今まさに被ろうとしてるところ(動作)。

wearとput onに限らず、Part1では状態と動作の違いを理解しているか試す問題がよく出るので、そのあたりの知識はつけておいて間違いはないです。(おすすめの勉強法:「1億人の英文法」)

 

Part1のおすすめ勉強法

上に書いた「単語の意味の理解」「単語の聞き分け」「音の連結・消失を聴き取る」「文法の理解」この4つを効率的に身につける方法を簡単に書いていきたいと思います。

「単語の意味の理解」「単語の聞き取り」「音の連結・消失を聴き取る」の3つの取得は同時にできてしまいます。単語帳としてほぼ完成している「TOEIC 金のフレーズ」と「TOEIC 公式問題集」を使います。はっきり言ってPart1専門の問題集を買う必要はありません。

金のフレーズには「パート1重要語100」という項目があり、そこをしっかりと音声を聞きながら意味を覚えていきます(例文がついています)。絶対に音声を聞きながらやってください。そうしないと正確な発音が身につきません。音声を聞き、更に聞こえた発音を真似して自分でも声に出して発音してみます。これをひたすら繰り返します。

ある程度発音と意味を覚えたら、次は単語帳は閉じて、例文の音声を聞き、聞き取った文章を紙に書き起こしてみます。音声は何回聞いても構いません。これをディクテーションと言います。書き終えたら間違っていないか単語帳を開いて確認しましょう。間違えていたら、正確に書き起こせるまで何回も繰り返しましょう。

金のフレーズの単語をある程度覚えたら、次は公式問題集に移りましょう。公式問題集は「公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 1」か「公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 2」を使っておけば間違いありません。公式問題集のPart1を実際に解いてみます。解き終えたら答え合わせをし、1題につき4つある説明文を全てチェックし、音声を聞き直し、発音してみましょう。全然できていないと感じた方は金のフレーズと同じようにディクテーションをしましょう。この工程を繰り返すことで確実に「単語の意味の理解」「単語の聞き分け」「音の連結・消失を聴き取る」の3つの能力は身につきます。この3能力はリスニングの基礎となるので、Part1以外でも役に立ちます。リスニングが全くできないという人はまずはこの3能力を身につけることから始めましょう。

最後に文法の理解ですが、高校レベルの文法知識がすでにあるという方は特に対策する必要はないと思います。問題集を解き解説を読んでおけばそれで充分です。

高校レベルの文法が怪しいという方は「1億人の英文法」を読むことをおすすめします。高校レベルの文法がわからないとPart1以外でも大苦戦するので、この参考書を読み文法をマスターしましょう。

中学レベルも怪しいという方は「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。」がおすすめです。いきなり「1億人の英文法」に行くと挫折してしまう可能性が高いので、易しめの「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。」がおすすめです。







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