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TOEIC Part3・4対策

TOEIC Part3・4で設問を先読みすることの重要性とコツ

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herbert2512 / Pixabay

TOEICのリスニングセクション、Part3・4は長めの会話・トーク等を聞き、1題につき3つの設問に答えるパートとなっています。リスニングセクションの中で最も集中力と体力が必要となってくるパートです。

読まれる問題文がPart1・2と比べると一気に長くなるため、聞き取れない、部分的には聞きとれても会話の意味が把握できないという方も多いのではないでしょうか。

Part3・4のおすすめの解き方の一つとして「設問の先読み」がよく挙げられます。これは問題の音声が流れる前に、設問を読んでおくというテクニックです。ここではその設問の先読みの重要性とコツについて書いていきたいと思います。


先読みすることの重要性

設問の先読みをすることによって以下の効果を得ることができます。

会話・トークの展開を予測することができる

事前情報なしでいきなり英語の文章を聞かされるのと、ある程度これから流れる文章について情報を与えられてから聞かされるのとではどっちがより聞き取れるでしょうか?当たり前ですが、後者の方が聞き取りやすくなります。

TOEICでも同じことが言えます。Part3・4では設問からある程度これから流れる問題について情報を得ることができます。

例えば設問に「What dose the man request?」とあれば、男の人が誰かになにかを要求する展開になるということがわかります

また他の設問に「Where dose the conversation most likely take place?」とあり選択肢に
(A) At a theater
(B) At a university
(C) At a clothing shop
(D) At an electronics store
の4つがあれば、映画館か大学か服屋か電気屋で起きる会話だということも予測できます。

場所の特定ができれば、そこからどんな会話になるのか推測することもできます。例えば映画館であれば、男の人がチケットを購入しようとする展開になるのか、もしくは男女が映画館でどの映画を見ようか相談してる会話になるのかなど、現実に起こりそうな展開になることはほぼ間違いないです。そういった推測を頭の中で組み立ててから音声を聞けば、より内容を理解することができます。

そして最後の設問に「What dose the woman suggest?」とあれば、女の人がなにかを提案するということがわかります。そしてその提案の相手は最初になにかを要求した男の人に対してでしょう。

つまり、これから流れる会話は
男の人がなにかを要求→それに対して女の人が何か提案をするという流れになるということがわかります。そしてそれは映画館、大学、服屋、電気屋のどこかで起きています。

先読みをすることで、こういった会話の予測ができるようになり、その予測は内容の理解を助けてくれるのです。

どこに注意して聞けばいいのかわかる

会話の展開の予測ができたら、次はどこに注意を払って聞けばいいのかを考えましょう。

先ほどの設問であれば、最初に男の人がなにか要求をするということなので、冒頭で男の人が言うことに注意を払います

次に場所の特定ですが、これは事前に映画館、大学、服屋、電気屋のどれかだということがわかっています。なので、その場所に関係する単語が出てこないか耳をすませて聴きましょう。映画館であればticket、seatなど、大学であればclass、professorなどです。1つでも関係する単語が聞き取れれば正解を選べる確率も高くなります(たまにひっかけもあるのでそこは注意)。

そして最後に、女の人がなにかを提案するということなので、後半らへんで女の人が話すことに注意して聴きましょう

「会話・トークの展開の予測」→「どこに注意を払うべきか考える」
この2つを事前にやっておくだけで、聞き取れる内容が格段に増えるはずです。

 

先読みの流れ

Part3・4のディレクション(説明)が流れる 設問と選択肢を先読み
会話が流れる 集中して聴く
1問目の設問読み上げ 読み上げは聞かず、解答に集中
2問目の設問読み上げ 次の問題の設問の先読みへ移る、解答が終わらない場合は解答に集中
3問目の設問読み上げ 次の問題の設問の先読み
次の問題の会話が流れる 集中して聴く

大まかな流れはこんな感じです。おそらく慣れないと時間が足りずに設問を先読みすることができません。リスニングセクションではありますが、設問の先読みにはリーディング力も必要になってきます。

 

先読みのコツ

短時間で設問と選択肢を全部読むなんてできないという人は次のことをやってみましょう。

選択肢は無視、設問だけ読む

時間が足りないという人は、まず設問だけを読むようにしましょう。選択肢は時間に余裕があるときにだけ読みます。つまり以下のような流れになります。

設問①を読む

設問②を読む

設問③を読む

(時間が余れば)

設問①の選択肢を読む

設問②の選択肢を読む

設問③の選択肢を読む

選択肢を無視すれば読む量はかなり減るので、先読みが間に合う人も出てくるはずです。先読みが間に合わないという人は最初のうちはこれをやってみましょう。

設問パターンの把握

Part3・4の設問にはよく出る設問というのがあります。そのよく出る設問を覚えておけば、速く設問を読むことができます。

例えばPart3であれば
「Where dose the conversation most likely take place?」
「What is the conversation mainly about?」
「What is the problem?」
「What will the man(woman) (most likely) do nent?」
などはほぼ間違いなく出ます。

Part4であれば
「Where dose the speaker (most likely) work?」
「What is the purpose of the talk(announcement)?」
「Who most likely are the listeners?」
です。これらを覚えておけば先読みするときに必ず役に立ちます。

 

Part3・4の解き方について詳しく書かれている問題集

Part3・4の解き方をもっと詳しく知りたいという人向けに、おすすめの問題集を1つ紹介しておきたいと思います。

TOEIC(R) L & R テスト 究極のゼミ Part 3 & 4

この1冊だけでほぼPart3・4の解き方はマスターできます。リスニングが苦手でスコアが上がらないという人はやっておいて間違いありません。というか絶対にやったほうがいいです。

この1冊が終わったら後は公式問題集を使って、ひたすら問題を解き、音声を何回も聴き、繰り返し音読をしましょう。そうすれば必ずスコアは伸びるはずです!







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